矯正前後の正面、口腔内画像(2016年再矯正前2022年再矯正後)です。
50代で左下6番(第2小臼歯)を抜歯する事になりインプラントを入れたくて
専門医を受診したところ「噛み合わせが悪い上インレーやクラウンの歯が多く
このままインプラントを入れても持たないと思います」と指摘されました。
なぜがというと骨粗鬆症のプラリア注射は稀に顎骨壊死がおきることがあり
抜歯やインプラントができなくなるからです。ですからプラリアを始める前に
歯科治療を終えなければなりません。骨粗鬆症治療との兼合いです。
加齢により顎骨と歯根が癒着することは承知していました。
親知らずは「若ければ若いほど抜きやすい」と言われ30代で4本抜きました。
プラリアは骨代謝を弱めるので矯正で歯を移動させたい場合は
障害になると想定済でしたが高齢時の抜歯への影響は予想できませんでした。
ちょっと心配です。
ブラケットが取れてインプラントのアッパメントと上部構造をつけました。
ブラケット装着は約3年リテーナーになって約2年経ちますが維持できています。
最近は2回/週にリテーナーを装着インプラント保護の為、毎晩マウスピースを
入れて就寝しています。歯は生きていて動き続けるので、つけ続けます。
矯正中は虫歯予防の為、毎月染め出し液を使い磨き残しを確認していました。
矯正が終ってから電動歯ブラシを使い始めました。本に「60歳を過ぎたら
電動歯ブラシを使い始めた方が良い。高齢になると徐々に手の動きが悪くなり
磨き残しが出てくるが、その時になってから電動歯ブラシを使いだしても
なかなか上手に使いこなせない」とありました。
電動歯ブラシだと短時間で上手に磨けます。歯間ブラシもフロスも必要です。
時々は染め出し液を使って磨き残しを確認しています。
歯科矯正は自費となります。精密根管治療も自費です。
良質な治療を受けたかったら保険では無理です。特殊な技術を買うと思えば
決して高いとは思いません。